ロス・アンジェルス(明示されてないがそうだと思う)でコイン・ランドリーを営むエヴリン・ワン・クワン(ミシェル・ヨー)は店の経営、娘の素行、中国から呼び寄せた父親の介護でてんてこまい。そのうえ今度は税金問題で国税庁に呼び出される。
監察官(ジェイミー・リー・カーティス)に不審な経費について問い詰められているとき、夫ウェイモンド(キー・ホイ・クァン)が突然「僕は別の宇宙から君を探しに来た」と言い出し、マルチバースの脅威であるジョブ・トゥパキと戦えとエヴリンを焚きつける。しかしそのジョブ・トゥパキの正体は…。
とにかく場面転換が目まぐるしいので最初のうちはナニが起きているのかついて行くのが大変。が、中盤辺りで話の概要が分かってくると俄然面白くなってくる。畳みかけるアクションとギャグのインフレーション、そして最後は愛と和解。家族の問題だけはバースを越えて共通なんだよな。