前作「ゴースト・バスターズ:アフターライフ」から二年。事件後、オクラホマからニューヨークに移住したスペングラー家の面々は相変らずのゴースト退治に勤しむ毎日。しかし、ある事件でまだ15歳の娘フィービー(マッケナ・グレイス)がバスターズに加わっていることが露見。兼ねてからバスターズを目の敵にしているペック市長に知れ、彼女は活動を禁じられてしまう。
そんな折り、市内で霊的骨董品を扱っているかつてのバスターズ、レイ(ダン・エイクロイド)のもとにとんでもないシロモノが持ち込まれる。それはあらゆるモノを凍らせる絶大な霊力を持つ悪霊カラッカが封じ込められた真鍮の玉。店頭で霊力測定器を破壊したこの玉を50ドルで買い取った彼はそれを秘密裏に運営しているゴースト研究所に持ち込んで調査を開始する。
一方、チームから外されて孤独感を感じているフィービーは夜の公園で同じ年ごろの幽霊・メロディ(エミリー・アリン・リンド)と知りあう。その境遇に同情したフィービーは、家族と再会したいばかりにガラッカの計画に協力するメロディの誘導で、ガラッカを封じ込めた真鍮の玉の封印を解いてしまう…。
もともとハチャメチャながら面白いシリーズだが、なんつうか「虚構ではない(いや虚構なんだけどさ)歴史的バックボーン」を厚みにしてなお面白くなってるな。惜しむらくはフィービー以外の現役バスターズであるトレヴァー(フィン・ウルフハード)、キャリー(キャリー・クーン)、その夫になったゲイリー(ポール・ラッド)よりもレイをはじめとするゴースト・バスターズOBたち(ビル・マーレー、アーニー・ハドソン、アニー・ポッツ)の方が存在感があることかな。まぁしょうがないけど。