原作は2018年の第17回「このミステリーがすごい」大賞受賞作だそうな。なるほどいかにも三池崇史に撮らせたくなるような話ではあるが、だったらもっと金を掛けられなかったのかな、と思わないでもないなぁ。
自身の婚約者の父親でもある事務所長を殺害し、その事務所をわが物にしようとしている弁護士・二宮。つるんで悪事を働くパートナーで医師の杉谷を訪れた帰り、駐車場で奇妙な仮面を被った男に斧で襲われる。頭を手ひどく殴られたもののなんとか撃退し、気がつくと救急病院のベッドの上。そこで彼は自分の頭に「チップ」が埋め込まれていることを知る。
杉谷に相談するとそれはロボトミーに通じるとして現在は禁止されている技術だと言う。しかし幼少期、養護施設の玄関に捨てられていた二宮にはそれに関する記憶が何もなかった。
彼を襲った犯人はこれまでに既に二人を殺しており、まもなく二宮に代わる三人目の死体も発見される。被害者はみな頭部を粉砕され、その脳を持ち去られていた。その特異な犯行から、警察は被害者相互になんらかの繋がりがあるものと見て捜査を進めるが、共通点と言えば年齢がそう離れていないことと、周囲から嫌われていたことくらい…。
ネタバレを避けてこれ以上のアラスジは書かないでおくが、全体になんつうか「映画感」が足りない。それなりに良くできた二時間ドラマ、だけど劇場で観るにはチープかなと。あ、これだけは書いておこう。ウソでもいいから(良くない)最後杉谷が酷い目に遭うシーンが欲しかったなオレは。
