嘘八百 なにわ夢の陣 武正晴監督

 目利きだが商売下手の骨董屋・小池(中井貴一)と腕はあるんだがイマイチ売れない陶芸家・野田(佐々木蔵之介)のコンビが活躍する「骨董品詐欺シリーズ」の三作目。

 ある日小池のところに「太閤秀吉博」の事務局からお呼びがかかる。博覧会の呼び物として小池がYouTubeで言及していた秀吉の秘宝「秀吉七品」の中でも謎の一品「鳳凰の器」について話を聞きたいというのだ。

 同じ頃、野田は「作品が発する波動によって持ち主に幸運をもたらす」と評判のカリスマ芸術家TAIKOH(安田章大)のオフィスに呼び出され、マネジャーの山根(中村ゆり)からTAIKOHが執着する「鳳凰の器」の「制作」を依頼される。

 この謎の器をめぐって小池と野田は対立、コンビ解消の危機を迎えるが、間もなく「秀吉博」に小池が呼ばれたのは人違いと判明し…。

 うーん、言いにくいがこれ、ホントに前二作と同じチームの作品なの? 設定はいいかげん、ストーリーは散漫、お馴染のメンバーがお馴染のことをするだけで作品一本でっちあげられると世の中舐めてんのか、と思った。言うたらなんだが時間とれずに劇場行けないの幸運やった。


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